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療養型病棟とは

 療養型病棟とは、長期の療養を必要とされる方が入院できる病棟のことです。
長期に及ぶ療養生活は、患者様・ご家族様にとっても不安なものです。
医療相談員が医療・福祉全般のご相談をさせて頂きます。
よりよい医療、よりよい看護、よりよい介護を提供し、 患者様・ご家族様共に安心して療養していただける病院作りに取り組んでいます。
治療を必要とする高齢者のために、長期療養施設として国が定めた基準を満たしている医療機関です。
当院は基本的に入院の期限は定めておりません。

看護師長から

 患者様が安心して日々の療養生活を送ることができるようにスタッフ一同努力しております。当院では身体面や精神面など総合的に患者様個々のニーズに沿ったケアを実践しています。
身体面では褥瘡をつくらない、拘縮などの進行を予防する、口から食べることを優先するといったことを重点課題としています。
精神面では暖かいふれあい、心のこもったケアの実践が大切だと考えています。
ケアは病棟スタッフだけで行うものではないということと、まずは患者様のそばに寄り添い、何ができるかを職員全員が考えるため、あえてそうした時間を意識的に設けています。
計画的なケアも大切ですがあまりマニュアルに縛られない、その日その時の患者様の気持ちを優先させた、心の通じ合うケアが大切だと考えています。


管理栄養士から

 食べることは日々の生活の中で大変重要なことです。いつまでも口から味わって食べることができるように食物の形態を変え食べやすく、さらには飲み込み易く工夫した食事のご提供を心がけています。
摂食嚥下機能の低下などにより経管栄養を余儀なくされている患者様についても、医師や看護スタッフなどと共同し、再度口から食べることのできる可能性について検討しております。
当院では、お一人お一人の栄養状態の向上を目標に、さらには患者様、ご家族のご希望を反映させた栄養マネジメントを実践しています。


褥瘡(床ずれ)に、何よりも大切な栄養管理

 月一回の栄養管理会議で、患者様一人一人の栄養状態(BMIや血中アルブミン値、嚥下機能や病態など)について細かくチェックしています。
主要メンバーは管理栄養士を中心に医師・看護師・介護士・薬剤師・相談員で構成されており、それぞれの専門知識を持ち寄って、今後の治療方法や食事内容・処方内容を総合的に決めます。
当院に入院されてから褥瘡のひどくなる患者様はほとんどいません。
かといって、他の病院とは違った特別な治療法を行っているわけでもありません。
褥瘡治療・予防の基本は除圧と体位交換と栄養です。除圧と体位交換は看護や介護の分野としてさまざまなテクニックや道具が存在しますが、栄養管理はなおざりになりがちです。
しかし、病気やけがを治すには処置や服薬以上に滋養のある食事を取ることは重要であるという考えから、それぞれの患者様にあった食事の提供に取り組んでいます。
カロリーは足りているか、タンパク質やビタミン・他の栄養素とのバランスはどうか。
そして何より、患者様がきちんと栄養にできる形で提供されているか。
食事と治療のバランスが取れるようになってくると自然と褥瘡は改善していきます。
まさに、「医食同源」なわけです。
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